2009年5月9日土曜日

2009年GW九州旅行

九州紀行

●準備
出発の日が5月2日だったから、ほんの数日前だったと思うが、
GWの予定をシモムーと齋藤さんにきかれ、
そのときは石見銀山に行こうと思っていたのだが、
丁度帰郷する2人に誘われ、大分・九州へ行くことにした。

そこから、飛行機の手配をするも往路がとれず、
一先ず5日北九州発の復路のみ予約し
「行かない」という選択肢はなくなった。

結局、行きは新幹線の自由席で行けば良いということに。



●旅立ち
前日22時ぐらいまで仕事をしてしまい、
家に帰ってからばたばた準備をして、寝る頃には1時過ぎに・・・。

ただ、こういうときはパッと起きられるもので、
4時半頃におきて始発にのり東京へ。

6時前に東京駅についたものの、さすがにGW中とあって
早朝の駅には各地へ向かう人でごった返していた。

私が乗るべき博多行きの列車も、
自由席に座るための列ができており、
私もすかさずその列に並ぶ。

時期が時期なので、座れなくても・・・と思っていたのだが、
思いのほか楽に席が確保でき、出発前にやってきた人が座れない程度だった。
このときからちょっとそんな気はしていたが、
高速料金が安くなったためか車で出かける人が増えたため?
新幹線の利用者がへったのかなあーーと。

というのも、九州に行ってからもどの特急やバスに乗っても、
席が一杯ということがなかったのだ。

そんなわけで、思いつき行き当たりばったりな割には、
快適な旅だった。



●まずは熊本
5時間新幹線にのるのは、やっぱり大変だった。
お尻が痛くなるし、通路に人が一杯でトイレに行けない・・・。
結局トイレに行けたのが、広島を過ぎてからだった・・・。

博多から、「つばめ」という
かっこいい(九州の特急は全部かっこいい)
特急に乗り熊本へ。

熊本には大学時代の友人が帰省しており、
今偶然やっている井上雄彦の「最後のマンガ展」を
熊本近代美術館で鑑賞することに。
まったく予期していなかったものの、
上野ではゆっくり見ることもできなかった、といわれるこの展示を、
ちょっと並んだだけで一時間じっくり見られたのは運が良かった。

その後は、東横インに部屋を取り、
友人も初めていく熊本ラーメン屋へ。

店の中には、有名人のサイン(偏りが見られたが・・・)もあり、
「元祖」と銘打った屋号ではあったが、
食べ終わった後に2人とも開口一番、
「やたらこってりしているわりに、薄味だったな・・・」。
桂花の本店があったので、そちらに行こうかともいっていたので、
ちょっと残念だが、まあ良い思いでということで。

ちなみに、近くにスザンヌの実家「キャサリンズバー」があったりして、
お店の反対側から携帯やデジカメで写真を撮っている人がいくらか見受けられた。

そして、熊本唯一?の繁華街だけあって、
出勤前のおねいさんや「これ系」のお兄さん達も一杯いた。

ただ、何の変哲もないお店も、
地元っ子の説明が加わるとそれだけで
ちょっと特別に見える。
変哲のない商店街でも歴史が見えると楽しいものだ。



●熊本から大分へ
翌日、朝ごはんを食べ8時半の開城前に熊本城へ。
さすがGWというわけか、まだ15分くらいあるというのに、
100人近い列ができていた。
私は、午後には阿蘇にいき、そのまま大分に抜けたいので、
熊本城にいられる時間が短いため、ダッシュでの見学となった。

熊本城の見所は、なんと言ってもその石垣のすばらしさだ。
作られたカタチが時代によって異なるらしく、
その反り返り具合が見事だった。

築城400年祭のキャラクター「ひごまる」は、
なかなか悪くないキャラぶりだが、
それほどプッシュしていない感じが見受けられた・・・。
まあキャラ頼りでないのは良いことか。


熊本城をあとにし、路面電車で熊本駅に戻り、一路阿蘇へ。


本日の行程で一番不安な、阿蘇⇔草千里のバス。
往路は始発なので定刻どおりに出発したものの、
復路は不安で一杯。
なにせ、今日の夕方には大分に着くという約束をしてしまったので、
余り遅くなるわけにはいかないな・・・と。
とまあ気を揉んでもしょうがないので、草千里を楽しむことに。

昔小学校のころの国語の便覧に草千里が載っており(誰かの詩?)
一度行ってみたいなとおもってから幾星霜。

確かにすごかった。でかーーーーーーーい、草原だった。
そう、鳥取砂丘をすべて緑地化したら同じものができそうな気がした。
しかし、ちょっとしたハイキング気分にもなれたし、
阿蘇駅の道の駅で買った、かしわめしのおにぎりを
小高い丘でたべられたので、なかなか良い気分だった。


ただ、寒い。

天気も悪く小雨が降っていたこともあるが、
高度がたかくなったのでそりゃ寒い。
小一時間草千里を散策したあと、
予定していたバスに乗るためにバス停に並ぶ。

並ぶ、並ぶ・・・。


全然来ない(涙。
山頂に向かう車道は、駐車場に入りきらない車で長蛇の列ができており、
そのあおりをくって、バスが頂上から降りて来られないようだった。
山頂から下ってくる車に何度ヒッチハイクして貰おうか悩んだほど…。

私の後ろに並んでた長崎の人っぽいおばあさんは、
「寒いのは我慢できるけでくさいくさい!」と
楽しそうに馬の匂いについて娘夫婦に愚痴をいい、
私の前にいた日系の女性と白人男性は、
これまた変なテンションで「フー!わーお!」と
いちゃつきながらバスをまちつづけていた。

そして待つこと30分以上。
ようやく到着。まっている人たちからは歓声と拍手が。


と、ここで衝撃の発言が運転手から!

「12人しか乗せられません!!」

ここまで待たせて人数限定か!
と思いつつ私は5人目だったので一安心。
ただ、そんなにいなかったよなあと思っていると、
すかさずおばあさんがカウントして、11人と判明。

一安心したところでまた運転手が問題発言。

「すいません、やっぱり5人しかむりです!!」


なぜ???


またしても私はぎりぎりOKなのだが、
7人分へったのか・・・?
意味わからず乗ってみたが、どうみても乗れる。
補助席だせば余裕だろう、と。
何を、どう考えたら乗れないのか分からなかったし、
当初の12人はどこからきてなぜ5に減ったのかさえ
わからなかった。

が、なんだかしらないが一応全員乗れた。
普段こんなに客がこないからパニくったのだろうか。

ひとまずよかった。


そして多めに時間をとっておいたおかげで、
無事大分に夕方到着する便にゆっくり乗れる時刻に
阿蘇へ戻ることができた。

九州横断特急(のわりには可愛らしいサイズ)という
かっこいい特急で、一路大分へ。



●大分一日目
大分でまず目に付いたのは、大友宗麟の像。
私が見た世界中の銅像の中で(大してないですが)、
1ばーーーーーん強そうだった。
かっちょいい。必見。ちょっとこわい。w

そしてなにより「とり天」。鶏肉の天ぷら。
シモムラ宅の夕食でも出していただき、満腹になるほどいただいてしまった。
最近は、「とりからあげ」がブームらしく、
「とり天」あってのブームなんだろうなとなんとなく納得。


その日は、「象の背中」を鑑賞して就寝。



●大分二日目
どうもサイトーさんの調子が悪いということもあったので、
私は1人で由布院へ行ってみることに。

軽井沢的なイメージだということを聞いて行ってみたが、
まさにそんな感じだった。
いやむしろ軽井沢よりもっとこじんまりしつつ、
多様性にとんだものがあるので、
今度時間があればもっとゆっくりと
遊びに行きたいところだ。

まずは日本レンタカーで電動自転車を借りる。
初めて電動自転車に乗ったのだが、すごい!
加速力と馬力がありえない。混雑した道で、低速で人の波がきれるまで
だらだら走っているところから、人がいなくなって走り出そうとすると、
グッと一気に高速域まで持ってきてくれる。
レンタカー屋で自転車を借りて走り始めるとき、
最初レンタカー屋の兄ちゃんにうしろから蹴り飛ばされたのかと
勘違いするほどの加速だった。

みんな買うといいよ。

さて、そんな電動自転車でまず向かったのは、金鱗湖という湖。
金鱗湖は、私の想像よりはるかに小さい「池」ではあったが、
その池を手前に見て、由布岳の姿を眺めるのはなかなかのものだった。
少し靄も出ており、なんとも幽玄な雰囲気が漂っていた。

その後は、ギャラリーやトンボ玉の店などを見て回っていたのだが、
ここにきてドシャブリに見舞われる。
やはり南国なのか、スコールのような雨で、
一気に私と自転車(とカゴに乗せておいたガイドブック)が
びちゃびちゃに。

そんな中自転車のレンタル時間がおわり、一旦返却したものの
次の列車まで時間があるので改めて街へ繰り出し、
ジャムを買ったり豆腐ソフト(豆乳の味がしてうまい)を食った。

ここに来る前に行ってみてはといわれた「金賞コロッケ」
(なんかのコロッケ大会で金賞をとったコロッケらしい)
にもいってみたが、どこかで食べた味だなと思ったら、
母親の作るコロッケをもう少しスパイシーにした感じだった。
まあ観光地の名物なんてのはこんなもんなんでしょう。

そんな駆け足でまわった由布院を後に大分へ。

夕飯はシモムラパパの作るお好み焼きだった。
またしても満腹ナリ。



●最終日大分⇒博多⇒北九州
やはりまだ調子の悪いサイトーさん。
大量に薬をもらったものの熱が下がらない。
ブタか・・・?いやまさかね、あはは。
なんて話をしつつ、彼らも東京へ戻るために大分空港へ。
その途中、大分駅に下ろしてもらい、自分は一路博多へ。

博多について何をしようか、ずっと迷っていたが結局「ラーメン」となった。
(大宰府と近代美術館には今度行ってみたい。)

私が行ったのは、博多ラーメンの「元祖長浜屋」
30分くらい並び、食べたるのは10分もしないくらい。
もちろん、替え玉も。
「げきうま!」ということはないけれど、
これが博多っ子のデフォルトかというかんじで、空間的にも味的にもたのしめた。
店員が丁寧っぽいけど、みんなやんちゃしてた感じがあって、
ちょっとこわげでした。(カップルの男性が店員にぶつかったら、「ッチ」って・・・。)

残り一時間ぐらいの博多タイムを楽しむべく、
一先ず福岡タワーへへ行くためタクシーに乗り込む。

これまた元やんちゃさんと思われる、
やたら丁寧で愛想のいい運ちゃんにつれられ
福岡ドームを横に見つつタワーへ。
なんとかと煙は高いところが好きというわけで、上に上りたかったが、
すさまじい列が・・・。
運ちゃんいわく、隣のシーホークホテルも高いところから見えるといわれたので
いって見たものの、お店に入らねば展望は得られなかった・・・。

まあ、海辺に行って博多の海を味わえたので良かったかなと。

と、そんな折に齋藤さんからメール。

「インフルでした・・・」

都内に戻り改めて受診した結果の模様。
ぶーちゃんじゃないと思うが、心配なわけで。
自分も大丈夫かな・・・。
とは思いつつも、まあ今は大丈夫だからよし。


帰りは北九州空港から飛び立つので、まずは小倉へ。
もし時間があれば、小倉から門司港に行ってみたかったが、
また今度。

北九州空港は本当に海の真っ只中にある小さな空港だった。
そこで買い物と夕飯を食べ、さらば九州。

また来よう。今度は長崎や天草にいってみたい。



●結論

九州には美人や可愛い人が多い。


今までの話となんら脈絡がないですが、
熊本出身の友人も何度も言っていたが確かにそう思った。


良い旅だった。

4 件のコメント:

shinoiwa さんのコメント...

阿蘇山、草千里良いよねー!
あのなんともいえない開放感が。
太宰府天満宮はまあまあ、神社だねって感じですが九州国立博物館は(黒川センセの建築美もあり)一見の価値ありまくりです。

Unknown さんのコメント...

結論がおもしろすぎ。

でも、目がいくのが男のサガっすね。

ゲームボーイ版 サガっすね。

shimaken さんのコメント...

微妙に誰かわかりませんが、私より先輩のおふたりですかねw。
(いまどきゲームボーイってところが・・・)

国立博物館はいずれいきたいですね。

beat さんのコメント...

長崎よかったよー。
出島が復興?されてるらしい。

別府に行きたい。