2007年2月16日金曜日
RADWIMPS
めったに CDのレビューなんか書かないけど、
最近お気に入りのRASWIMPSについて書く。
いままで自分は、歌詞なんて気にしないで音楽は聴くものだと思っていた。
心地よいメロディーであれば、古かろうか新しかろうが、女だろうが男だろうが、
日本人だろうが外人だろうがかまわず聴いてきた…
とおもったのだが、深層心理では違うようなのだ。
どうやら、「日本語の歌詞」を知らぬうちに聞き取っていて、
しっくり来る日本語の歌詞が乗った、気持ちの良いメロディーの曲を求めて
聴いているということが最近わかった。
25年CD屋の息子をやってきていまさらという感じもするが、
やはり大事なのは歌詞なのかもしれない。
やっぱり「歌詞」に、そのアーティストの思いが一番表れる部分だし、
そこを感じとることが聞き手のマナーというか、
作った人間からしたら「受け取ってほしい」と思う部分なんだと思った。
そんなことを思った最近、先ほどいったRADWIMPSに出会い、
最新アルバムに入っている「有心論」という曲がガツンときたわけです。
上の動画でも見られますが、こんな歌詞があるんです。
「誰も隅っこで泣かないようにと 君は地球を丸くしただろう?」
ただこれだけです。
やられました。
あー、そうだったのか。だから丸いのか。
心から理解した一瞬でした。
…、まあ僕がバカかもしれないのですが、なんかしっくりきたんです。
何曲も作った歌のうちのほんの一行だけだとしても、
誰かの心に響く歌詞が書けるというのは、
本当にすばらしい能力だなあと思ってしまうわけです。
以前友達がこんなことを言ってました。
「量が質になる」と。
作詞をしている野田洋次郎(Vo&G)も多分すさまじい量の歌詞を書いている気がする。
彼らの数々の曲には、かなり面白い歌詞がイッパイはいっています。
とある人は「かわいい」という表現をしていましたが、
まさにロックバンドとは思えないカワイイ表現が散見されます。
「可愛さ」のある歌詞は憎めないものがあり、
変にとがっていたり、平凡な恋愛の歌詞のような耳には入ってくるが心に入ってこないモノではなく、
何度も聴いて味が出て、じっくり身にしみてくるモノのような気がします。
それが彼らにとってのアイデンティティであり、良さだと思う。
ぜひ、一度じっくり聴いてほしいバンドなわけです。
だれかライブ行きたい人がいたらチケットをとった上で私を誘ってください。
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