2007年10月3日水曜日

Grand Theft Auto Liberty City Stories

ある日、PSPでウィイレばかりやっていることに気づき、
ふと立ち寄ったゲーム屋で何か面白いPSP用ソフトはないか探してみた。


ない。


大半がPS2の移植モノ、新規のRPGなどやる気もおきないし、
パズルゲームは苦手だし、レースゲームは仕事でたくさん。
やるもんがない。
実際に自分が欲しくて探してみると、
そのソフトの層の薄さに気づかされるものだ。
そんな中に一石を投じたモンハンってやっぱりすごかったんだな。
(僕はフルフルで卒業しましたが。。。)


そこでランキング上位にあった二つのゲームに注目。
「メタルギアソリッドポータブルオプス」
「グランドセフトオートリバティーシティーストーリーズ」

どちらもまともにやったことはない、
っていうことで後学のためもありどちらかをやることに。
翌日両方やった後輩にきいたところ、
メタギは繰り返し感が強く飽きるといわれた。

過去にちょっと触ったとき、すぐに兵士に見つかり
「スネーク!スネーク!」と叫ばれるまくったのが
イラッとしたことを覚えていたので、
即決ポチッとGTAをアマゾン買い。


以下GTAをプレーした所感まとめ。

【ボリューム】
ゲームの40パーセント程度を達成すると
最終イベントに到達するぐらい。
あまりこの手のゲームをやらない僕でも、
平日の毎日一時間ぐらい(電車の帰り)で一ヵ月半ぐらいの難易度でした。

操作は至って簡単なので気になっている人はトライしてみてください。


【サウンド】
車に乗ると勝手にラジオが流れてくる体裁で、
アメリカでは有名?な曲が流れてくる。
クラシックからヒップホップまでジャンルは広く、
最初はたのしいのだが、さすがに飽きるので後半はOFFった。

自分の好きなMP3を聴きながらやれるほうがいい。

このゲームの楽しみのひとつでは?
とおもうが、あまり楽しめなかったこととして、
「時折入るニュースやDJの言っている内容が英語でわからないこと。」

敵の親分をたおしたあとなんかに入るラジオの臨時ニュース
で敵の親分がやられた的なことを言っているのはわかるのだが、
肝心な内容がほとんどわからない・・・。

雰囲気を盛り上げる大事な要素なのに
僕には意味を成していなかったのが残念だった。
僕の英語力に残念。



【見た目】
グラフィックと書かないのがみそ。
ゲームを通して、僕がみたこのゲームの見た目の良し悪しはといえば、

まあ十分。

必要以上にそれぞれのパーツに凝らず、
全体の平均レベルを高い位置で保つことに注力している。

力を分散しているからこそ、細部が描けるのだろう。
そのへんの割り切りは大事だ。
パートごとの確実な連携及び強いリーダーシップがなければ
これだけのバランスをとることはむずかしいだろう。

ちなみに、このゲームで取りざたされる暴力表現だが、
日本版ということもありかなり抑えられていると思う。
よほど北斗の拳のほうが衝撃的な絵だ。

パケの絵やロード中の絵など、
いかにもアメコミ調な絵を当初からつかっているが、
これがこのゲームのアイデンティティであり、
ザッツアメリカ、これがアメリカなんだぜって言うのを
アリアリと示してくれていると思う。

まあ単純にクールなイラストだと思う。


【なかみ】
後からきいた話しだが、どうやら日本版と海外版では
入っていないイベントがあったり、エンディングが違ったりしているらしい。
(ネタばれるのでいわないが、えー?っておもうぐらい。)

表現の問題があるのだろうが、せっかく18才以上に売るなら
そのへんはちゃんとローカライズしてほしいものだ。

ただちょっと後味の悪いイベントもあったりすので、
個人的には日本版程度の「悪さ」でちゃんとストーリーを
みせてほしかった。

一応このゲームは主人公の成り上がりストーリーなのだが、
正直ほとんどそれを感じられなかった。

「依頼を受ける」⇒「殺る」⇒「金もらう」⇒「依頼を受ける」・・・

の繰り返し。
俺なりあがっているのかなあ・・・という疑問はあった。
ただ隠れ家が徐々にでかくなってはいたが・・・。
終始格好は、ブルースリーっぽい黄色ジャージだったし・・・。


ただ、このゲームの関心どころはやはりその
一つ一つのイベントの完成度だろう。

「自由だ!なんでもありだ!」という状況で
ひとつの目的「やつを逃がすな、やつらを逃がせ、全員殺れ、逃げ切れ・・・」を
達成するために、ゲーム側はあらゆる車と武器を用意している。
そのどれを、どう使ってもいいのだ。

たとえば・・・、
自分がある建物のなかにたてこもり、
その建物の門から入ってくる車を迎撃するイベントがあるとする。

車がはいってきて、敵が降りてきたところをマシンガンでねらうのもよし、
入ってきたところに仕掛けた爆弾を爆破させてもよし、
同じく入ってきたところにロケットミサイルを撃ち込んでも良い。

そしてさらに、入り口に奪った車を複数用意して並べておき、
そこで通せんぼをくらう敵、そして置いてある車めがけ爆弾をなげれば
複数の車が延爆して大爆発が起きる。
もちろんその残骸が残るので後続の車もつっかえ、
またそこにミサイルでもぶち込めば、
たくさんの敵も簡単に迎撃できる。


こういった工夫が幾らでもできる。
これは感動した。
すごいなとおもった、オレが(笑

いやまじめなはなし、「オレがすごい」って
おもわせられたということは、よくできている証拠だと思う。

ただ自由なだけでなく、
「想像力を働かせる自由」がこのゲームにはあるのだと思う。

そういういみで、
歩いている人を轢いたり、切りかかったりするという部分は、
どうでもいいところなんだと思う。
世界観を構築するための、要素のひとつに過ぎないんだろう。
(実際にやらない人は、その部分ばかり目に付くのだが。)

一人でちくちくやるゲームのくせして
何百万本もうれる理由がわかった気がする。


好きな武器を選んで、好きな闘い方をするっていう面では、
モンハンもにているのかもしれないなあ。


ただ、GTAを薦めたアメリカ育ちの後輩は、
チートコードで無制限ロケットミサイルでクリアしたらしい・・・。
それでおもしろいのかなーとおもうが、
アメリカンスタイルとしてそれもひとつのモノらしい。

懐が深いなあ。


ひとまず以上。

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